乳がん検診(マンモグラフィ・乳腺エコー)

乳がん検診について

乳がん検診の目的は、乳がんによる死亡率を減少させることです。
そのためには早期発見・早期治療がとても重要です。
乳がんの治療成績をみると、早期の段階で発見できればほぼ100%の治癒を見込めるという結果が得られています。
乳がんの早期発見には他にも多くの利点があり、乳房温存治療が可能になる、治療期間が短くて済む、治療費が少なくて済む、などがあげられます。
治療後もQOL(生活の質)を下げずに生活することが可能です。
早期発見ができれば、乳がんは決して怖い病気ではありません。

ただし、早期の乳がんは症状がほとんどなく、自己検診で気づくのは難しいため、マンモグラフィや超音波検査などの画像診断が有効であり、自覚症状がないうちに画像診断を含めた定期的な検診を受診していただくことがとても重要です。

マンモグラフィについて

・マンモグラフィでは、乳房を圧迫しながら薄く広げX線で撮影します。
触っても判らないような早期の小さな乳がんは勿論、しこりを作らない乳がんを白い影(腫瘤影)や非常に細かい石灰砂の影(微細石灰化)として見つけることができます。
乳腺組織が豊富な若い乳房では、乳腺の重なりと小さなしこりの判別が難しい場合があります。

・当院では2018年5月新設のマンモグラフィにて女性技師が検査を行います。

※注意事項※

■下記項目に該当する方はマンモグラフィ検査をご受診頂くことができません。

  • 妊娠中、または妊娠の可能性のある方
  • 授乳中の方
  • 豊胸手術をしている方
  • ペースメーカーを装着している方
  • 脳室-腹腔シャントを入れている方
  • 前胸部静脈ポートを留置している方

乳腺エコー(超音波検査)について

超音波装置で乳房を検査します。
超音波検査ではしこり内部や表面の状態が写ります。
その画像から良性・悪性の識別をすることができます。
また、比較的若い世代の乳腺組織が豊富な乳房でもしこりを発見することができ、手に触れないような小さなしこりを発見することも可能です。
一方、マンモグラフィでは確認可能な石灰化に関しては超音波検査では描出が難しい場合があります。

 また、40歳以上の方は、マンモグラフィー単独で乳がん検診するよりも、超音波検査と併用でやったほうが、乳がん検診の精度が向上することがわかってきており、最近は、マンモグラフィーと超音波検査併用による乳がん検診が主流となってきています。

乳がん検診 料金表

検診内容価格(税込)
マンモグラフィ¥6,480
乳腺エコー¥5,400
セット¥10,800

※ 当院では、厚生労働省の指針に基づき、乳がん検診の視触診を行っておりません。
何卒、ご理解いただきますようお願いいたします。